[答志島]島内観光&地図

戦国時代末期に活躍した九鬼水軍の根拠地である答志島。
縄文時代の遺跡が発掘されるなど、かなり古い歴史があることでも知られる三重県の観光スポットです。

島内には関ヶ原の合戦で敗れて自害した九鬼水軍の九鬼嘉隆首塚&胴塚や中に入れる古墳「岩屋山古墳」など歴史を感じる見所も盛りだくさん。

今回はそれらの内で島の中心付近のいくつかだけ巡ってみました。

宿泊した「美さき」から目の前の漁港を眺めてみた風景。これだけでかなり絶景

まずは朝の散歩として宿泊地である「美さき」の正面に見える八幡鼻(小さな島みたいなの)の付近を散歩します。

防波堤に登ってみると東の空から朝日が昇ってくるところでした。
海に漁船が・・・、とみていると大量の鳥の群れが海面に!どうやら魚の群れがいるようで漁船が猛スピードで突撃してきましたよ。

なーんていう風景も面白い

八幡鼻には大漁祈願と海上安全等漁業の守り神である「八幡神社」が祀られています。お社はつい最近新しく建て直されたらしく超新品でした。

神社の鳥居前には、柿本人麻呂の詠んだ「くしろつく手節の崎に今もかも大宮人の玉藻刈るらむ」の歌碑も建てられています。

港に戻ると大量のツボが!?
これはもしや「蛸壺」というやつか?

神社と古墳を訪ねる答志島散歩

朝食を取った後、答志島を離れる際に宿泊地である「美さき」から和具港までの間にある観光スポットに寄り道しながら散歩することにしました。

答志島の氏神様である美多羅志神社。
縁結びや子授け、夫婦和合、大量満足などの御利益があるとか。

平成20年、美多羅志神社の境内にある椎の木に龍神が出現!というわけで、木の枝の折れ曲がった部分が龍の形に見えます。

美多羅志神社の隣には、九鬼嘉隆が追手を逃れ得度したと伝えられる潮音寺があります。

美多羅志神社と潮音寺が建っている場所で通りを離れて脇道をさらに奥へ進むと、蟹穴古墳と岩屋山古墳という二つの古墳があります。

潮音寺の脇を入り山道を歩くこと5分くらい。
山の斜面が開けた場所に蟹穴古墳があります。

7世紀頃に作られた横穴式の石室の一部が残されています。

さらに奥へ進みほぼ直登の険しい山道を10分ほど登った岩屋山の山頂に岩屋山古墳があります。

岩屋山古墳は、石組みの石室がほぼ完全な形で残されており、しかも中に入ることが出来るというナイスな古墳なのです。

何とも探検心をくすぐる穴。でも、こちらの穴の前には立ち入り禁止の看板が・・・

仕方なく反対側へ廻ると同様に小さな穴がありこちらから入ることが出来ます。んで、撮影したのが左の写真、古墳の中なんてはじめて入った!

和具港に向かう弊振坂
途中にあるホテル「ニューやま七」に足湯がありました。

和具港の近くには小さな直売所があり、地物産の海産物を激安で販売しているので、お土産に買って帰るのもいいかと♪

再びフェリーに乗って答志島ともお別れです。

答志島、とても小さな島なのですが、この他にもたくさんの歴史スポットがあるみたいなので自転車を担いで探検に来たら楽しそうです。宿泊した宿もとても良かったので、自転車でこちらの方に来る機会があったらまた探検に来てみたいと思います。

答志島で観光した場所の地図


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