ThinkPad X220 Tabletの使い勝手をレビューするよ!

ThinkPad X220 Tabletの使い勝手をレビューするよ!レノボのタブレットパソコン ThinkPad X220 Tablet のレビュー。iPadとかと比較してどうなの?


先日、ThinkPad X1をレビューしたところですが、続けてレノボの最新タブレット機「ThinkPad X220 Tablet」を借りることができました。なんか最近、いろんな機種がいじれてラッキー♪

というわけで、ThinkPad X201s愛用者の視点からThinkPad X220 Tabletの性能や使い勝手をレビューしてみようかと思います。

ThinkPad X220 Tabletの選び方

レノボのノートPCということでネットの直販ならカスタマイズが可能です。
購入にあたっては「こちらで公開されている限定クーポン」のチェックを忘れてはいけないのはもちろんですが、できるだけお買い得な仕様をセレクトするのが重要かと。

ポイントはCPUとメモリとHDDの3点!

まず、考えなければいけないのがCPU。
ThinkPad X220 Tabletでは、インテルの第二世代Core CPU「Sandy Bridge」が搭載されており、以下の二種類から選ぶことができます。

  • Core i5-2520M
    (2.50GHz/ターボ・ブースト利用時3.2GHz, 3MB L3, 1333MHz)
  • Core i7-2620M プロセッサー
    (2.70GHz/ターボ・ブースト利用時3.40GHz, 4MB L3, 1333MHz)

差額は26,000円。
記事を書いている時点で本体価格が130,000円くらいなことを考えると、CPUのアップグレードに26,000円というのはあまり得策とはいえません。

っていうか、ゴリゴリ動画のエンコードでもしない限りi5-2520Mでも十分な性能なので、ここはi5を選んでおくほうが無難でしょう。

続いてメモリ。
ThinkPad X220 Tabletには、メモリスロットが2つしかありませんので、今後の拡張性を考慮して選ぶ必要があります。

標準のメモリは2GBで、まぁ、普通に使う分には問題ないのですが快適性を求めるならやはり4GBは欲しいところです。ここでレノボの狡猾なところは同じ4GBでも1スロット使用と2スロット使用で値段が違うんですね~。いや、商売がうまい(笑)

2スロット使用の場合、今後、メモリを追加しようと思ったら片側の2GBを外さなければならず、仮に後に4GBのメモリを買っても4+4-2=6GBになってしまいます。これは、なんだかもったいない。

なので、4GB購入にあたっては1スロット使用モデルを選ぶのが正解かと。
価格差も1,000円くらいだしね~

上記の写真の通り、裏面の蓋を開ければメモリの換装は簡単にできます。
(写真は2GBのメモリが1枚刺さった状態)

最後にHDD。
ここは予算があれば(といっても2,100円差だけど)、7200rpmを選んだほうが幸せ。

CPUが速くなるに従ってHDDがボトルネックになることが多いですから、回転数が速くアクセスが高速なHDDを選んだほうが快適です。

また、SSDモデルを選択すれば別世界の快適性が得られますが、価格が高いのとHDDに比べて容量が小さいので用途を考えて選択すべきかと。SSDは160GBまでしか選べませんが、動画とか入れたら160GBってあっという間ですよ~

なお、HDDの換装も側面の蓋を開けて抜き差しできるので簡単♪
最低スペックで購入して自分で大容量のSSDに交換するってのもひとつの方法かと。

実機レビュー!

続いてThinkPad X220 Tabletの実機をいじくりまわしてみましょう♪

内容物はいつもどおり安心のシンプルさ。
本体、バッテリー、電源ケーブル、簡単なマニュアル、そしてタブレット端末ってことでスタイラスペンと液晶クリーナー。

こちらがThinkPad X220 Tabletです。
我が家のX201sと見た目的にはそれほど変わらないです。純粋な後継機種なのであたりまえか(笑)

パッと見ではわかりにくいのですが、ThinkPad X220 Tabletの液晶は12.5インチの1,366×768ドット(16:9)。我が家のX201sは1440 x 900(16:10)なので若干縦方向が短いことになります。

この縦横比の差が微妙に残念なんですよね~。
普段使いでは縦方向が768ドットでは短いし、タブレット端末ってことで画面を縦に切り替えて表示する際には横方向のドットが足りない。せめて900ドットは欲しかった!

Xシリーズでおなじみのしっとりとしたつや消し塗装は高級感があって素敵♪
タブレット端末なので液晶をビローンと広げたりグルっと廻したりもできます。

拡張端子関係はほとんど左右の側面にあります。
有線LAN、USB 2.0×3(ウチ1つはPowered USB)、ExpressCard/54スロット、3-in-1メディアカードリーダー(SD/SDHC/SDXC/MMC)、アナログRGB、ヘッドホンなど。

タッチパネル液晶を操作するためのスタイラスペンは側面に刺して収納可能~

裏面は電源端子とバッテリースロット。
机において使う際、電源端子は後ろ側のほうが使いやすいと思うので◎。

ThinkPadの特徴である使いやすいキーボードは健在。他機種はもちろんThinkPadからの買い替えでも満足できると思う。

タッチパッドについてはThinkPad X1と同じ新しいタイプのもので、タッチパッドとクリックボタンが一体化したタイプ。どうも僕はこのタイプの操作感が好きになれないのですが、家ではマウスだし外ではトラックポイントなのでいいんだけど。

画面下部にステレオスピーカーを搭載していますが、音質についてはあまり多くを期待してはいけないw

電源ケーブルは65Wの比較的小さなもので持ち運び時にも邪魔にならないと思います。

全体としてみるとThinkPadの安心感を備えた新機種って感じでしょうか。
これまで評価されてきたポイントはしっかり踏襲してますし、Lenovo Enhanced Experience 2.0 for Windows®7といった新しいテクノロジーも入って機能アップしているので、既存ユーザーにも新規ユーザーにも受け入れられるのではないかと。

タブレットPCってどうよ?

ここまではタブレットPCでないX220と同じ内容になるのですが、ここでタブレットPCとしての機能も見てみたいと思います。

で、結論から書くと。
タブレットというとiPadとかGALAXY TABとかを思い出すのですが、ThinkPad X220 Tabletはそれらとは全く違うものです。もう、同じ「タブレット」ではなくなにか違う名前つけようよってくらい。

何が違うってまず重い(笑)
ThinkPad X220 Tabletはレノボの公称重量で1.66kgもあるのでこんなふうに片手持ちで使うのは10分が限界。良いトレーニングが出来そうですw

なので、電車内とかでiPadを華麗に使っている人と同じようには使えません。

考え方として、Windows7搭載のパソコンがまず基本にあって、それがときどきタブレットPCとして使えたら便利だよね。っていうイメージでしょうか。タブレットありきかノートPCありきか、根本的に思想が違う。

セミナー講師をやる人とか、仕事で現場にPCを持ちだしてちょっとした情報をさくっと入力したいとかな方には便利かなと。

タッチパネル搭載なので、マウスやキーボード無しでもPCの操作が可能。

特に素晴らしいのが文字の読み取り精度。
ThinkPad X220 Tabletでは画面の直接書きこむことで文字入力が出来るのですが、僕の汚い字でも間違い無く読み取ってくれるカワイさ。お前カワイイ奴だよ、ホント。

読取も速いのでストレスなく手書き入力可能です。

また、マルチタッチにも対応しているのでiPad的に指でグリグリ拡大縮小も可能です。こちらは操作感がいまいち遅くiPadには及ばない感じですが、先にも書いたとおり縦向き使用時の画面横幅が足りないのでこの機能は助かります。

X201sとX220 Tabletを比較する

本来なら旧機種であるX201 Tabletと比較すべきところですが、我が家にはX201sしかないので、これで比較(笑)

X201sの方が若干小さく、キーボードの配列が若干変わっているのがわかります。

重さについては1.1kgしかないX201sに対してX220 Tabletは1.66kgもあるので持ち上げた時のズッシリ感は否めないかな~。

重ねてみると縦横に1~2cm大きい

厚さは優秀でX201sとほとんど変わりません。
タッチパネル液晶や回転機構を盛り込んでも同じ厚さに納めてるのは素晴らしい。

レビューを終えて全体的な感想

通常のThinkPad X220がだいたい10万円ちょっとで、タブレットモデルが13万円ちょっと。
価格差は3万円ということになります。

っていうかX220ってクーポン使えば10万切るのか!?安すぎだろ・・・

本文中にも書いたとおり、タブレット的な使い方もできるWindowsマシンということに魅力を感じなければ、普通のX220を選んだほうがいいかなと思います。普通に使うだけだったらタッチパネルはいらないし、iPad的な使い方はできないしね~。

反面、上記のような使い方に魅力を感じる方には、かなり魅力的な選択肢といえます。

Windowsが使えるってのは大きなメリットだし、頻繁な持ち運びにはThinkPadの堅牢性が頼もしい。しかも、デスクトップに匹敵するスペック!

そしてこの価格!!
ちょっと前まではタブレットPCといったら20万くらいはしましたからね~

ニッチな市場ではありますが、好きな人には堪らない。
タブレットPCとしてはライバルはいないってかんじではないでしょうか?

 

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