六甲山縦走サイクリング

六甲山縦走サイクリング六甲山を自転車で縦走。今回は東側の仁川からのコースに挑戦

走行日 2010年9月11日(晴)
走行距離 83 km
使用した愛車 バイクフライデー・ポケットロケット
コース概要 自宅→市立魚つり公園(武庫川河口)→武庫川左岸→仁川→五ヶ山古墳群→五ヶ池ピクニックロード→甲山森林公園→五ヶ池→神呪寺→北山貯水池→宝殿IC→石宝殿→一軒茶屋→六甲山最高峰→六甲有馬ロープウェイ→六甲山ホテル→六甲山牧場(昼食)→祇園神社→勝海舟寓居跡→みなと元町駅→神戸ポートタワー→南魚崎→西国街道→自宅

僕は通勤で阪神電車を使っているのですが、これが至るところ阪神阪神阪神で・・・
阪神戦があるときには電車の中に「トラ」っぽい人がたくさんいるし、最寄り駅を降りると「六甲颪に~颯爽と~」ってな音楽が流れてるし、電車の前にはトラ柄のマークが付いてる(笑)

あの熱烈な阪神ファンはこういう日々の積み重ねで作られていくんだなぁとひどく感心したりする、根っからの埼玉県民だけど西武ファンとか全く関係ない、そんな僕の土曜日。あの毎日の六甲颪(ろっこうおろし)は「六甲山を征服せよ」という秘密指令ではないかと思うわけですよ、自転車乗り的に!

さて、そもそも六甲颪とは何かって話。「颪(おろし)」とは山から吹き下ろしてくる風のことで関東だと赤城おろしが有名です。つまり六甲山から吹き下ろしてくる風のことで、イメージ的には冬に吹いているものという感じなのですが、六甲颪に関しては夏以外のいつでも強烈な風が吹いているそうです。

今は幸いにも夏なので吹いてないようですが、僕も六甲山を颯爽と走ってくるよ!
というわけで我が家を出発。まずはなぜか六甲山とは反対側の武庫川の河口を目指しますw
蓬川の下流にある綺麗な遊歩道の運河に沿って、武庫川河口の埋め立て地である「丸島」へ向かいます 丸島の突端には尼崎市立魚つり公園があり、先端には魚釣り用の立派な桟橋があります テトラポッドを乗り越えて海にタッチ!六甲山を征服するなら当然海から行くぜw

丸島の周囲には高い堤防があってホントは海を触れそうになかったのですが、上段中央の写真の左側をよく見て貰うと分かるとおり、テトラポッド側に降りるはしごがあるんですよ・・・。これはもう降りろってことですか!誘われたので、ちゃんと海を触ってから行きますよ(笑)

ちなみに余談ですが、「武庫川サイクリングロード探訪」にも書いたとおり、この辺りは河川の水面より周囲の土地の方が低いので、標高的には海を触ってから登ることに意味がないことは内緒の話だ・・・

さてさて、最初の儀式を済ませたのでこれから六甲山へと向かいます。
自転車で六甲山を登るコースはいくつかあるのですが、今回は武庫川~仁川と進んで六甲山の東側からアプローチするコースをセレクト。六甲山攻略コースとしては割と一般的なコースなので途中に何台ものロードに抜かれました。。。
おなじみ橋上の駅「阪神武庫川駅」。手前にある堰と駅、そして武庫川の流れが美しい! 武庫川の右岸には武庫川サイクリングロードがあるのですが、前に走ったので今回は未舗装の左岸を上流へ向かいます。 武庫川サイクリングロード北端で仁川方面へ向かう人道橋を渡ります。

武庫川の左岸はサイクリングロードは無いもののよく締まった土の道なので自転車で走るのに問題はありません(ところどころに段差があるので注意ですが)

ここからは武庫川を離れて仁川沿いに六甲山を目指します。
仁川は六甲山の山頂付近を源流として東へ流れ、今いる西宮市一里山町で武庫川に注ぐ流れです。下流域では周囲の町名にもなっており、関西圏の高級住宅地としても有名。ここから先は六甲山の頂上付近まで仁川と付かず離れずで進むことになります。
歩道橋を降りるといきなり渋滞。うわぁ、ルートの選択をミスったか!?と思いましたが次の信号で渋滞しているだけでした。 仁川の下流域は高級住宅街なので立派な邸宅や高そうなマンションがたくさんあります。しかしその向こうに巨大な阪神競馬場がみえるという不思議! 不思議といえば、左手を見るとここが台地の縁であることが分かるのですが、なぜ仁川が縁を流れているのか不思議でなりません
水は高いところから低いところに流れるものだと思うのですが、仁川は高台の縁に沿って流れています。
なんだか不思議だよな~、と思いつつ帰ってから調べてみたら、やはり仁川は古くから農業用水として重要な位置を占めていたことが分かりました。いろいろと面白いことが分かったので今度は水路探索しに行こうと思います♪
そんな仁川ですが今は完全に枯れ果てています。。。西宮市付近の農業を支えるために上流でかなり取水されているそうですが、これは悲しげ~ 泉さんという大きなお屋敷の前で突如流れが復活!お名前から想像するに近所に湧き水でもあるのでしょうか? 上流に向かうとかなり谷が深くなってきます。この先の自転車では入れない辺りに面白そうなものがあるようなのですが、それは別の機会に~

さて、六甲山を征服するぜ!
とかいいながらスタートした割には、ここまでは水路探訪的な雰囲気でした。六甲山もたいしたことないな、とかw

しかし、六甲山の恐怖はここから始まるのです・・・

一般的に「六甲山」と呼ぶ際には大小の山々を合わせた六甲山系全体を指しますが、その中の最高峰が六甲山最高峰です。
西は兵庫県神戸市垂水区から東は兵庫県宝塚市まで約30kmに渡って続く山脈で、古くから関西圏の観光地として有名な場所だったりもします。

そのおかげで六甲山の東西を横断するように舗装路が整備され六甲山の山頂付近まで自転車で登れるようになっています。で、今回はこの道を登っちゃおうという企画なのですが、「古くから」「頂上付近まで」というキーワードは自転車で山を登るときには鬼門であったことをすっかり忘れていましたよ・・・
西宮市仁川6丁目付近で川沿いを進めなくなるため北側の住宅地を迂回しますが、ものすごい坂の連続。今までのポタ的雰囲気が一変! 直登の激坂の周りには立派でおしゃれな邸宅が並んでします。ここに住んでたら坂なんて余裕な自転車乗りになれそうですよ 登り切ったところには五ヶ山古墳群があり、2号墳と3号墳の二つの古墳があります。昔の人がこんな高台に住んでたというのはちょっと謎ですね
いきなり六甲山の洗礼を浴びましたが、これがホンの序の口であることは、まだ知る由もありません・・・
急斜面の高級住宅地を抜けると五ヶ池ピクニックロードという道にぶつかり甲山森林公園の中へと向かって行きます。
日曜祝日は車両通行止めになるみたいですが自転車は大丈夫なので日曜の方が快適かも 鬱蒼とした緑の中を走っていくと五ヶ池が見えてきました。ここも仁川の源流の一つだそうです。 仁川の支流に浴びてくれと言わんばかりの樋があったので遠慮無く浴びてみたよ♪
いいね~、清流と呼ぶにふさわしい仁川の流れと五ヶ池、森の緑、サイクリングはこうでなくちゃ♪
甲山森林公園の中は比較的斜面も緩いので、周囲の景色なども楽しみつつ登っていきます。事前調査では甲山までの登りがきついという記述もあったのですが、住宅地の激坂以外は気持ちよく登れるコースじゃないかと思います。
下流部とは違って水の豊富な仁川。理由はこのちょっと下流部で別の用水路に水を取られちゃっているからなのですが、その辺は今度探検しよう。 「氷」の文字が僕の心を掴んで離さない!だが断る!! 雰囲気のある切り通しにたどり着いたら甲山へのヒルクライムはほぼ終了です。

甲山は標高309mの古い火山の跡。
六甲山の頂上付近で900m強ですから1/3程登ったことになりますね~

甲山の山頂付近には神呪寺(かんのうじ)という大きなお寺があります。「神呪」というとなんだか怖い感じがしますが、「神を呪う」という意味ではなく「神呪」は仏の真の言葉という意味なのです。
神呪寺の仁王門。1804年にできたもので市の文化財に指定されています 参道と後ろに見えるのが甲山。ずいぶん立派なお寺ですよね~。長い階段を上るか悩んだんですが結局行っちゃったw こちらが本堂。近隣ではお大師さんと呼ばれる他、何でも融通してくれる融通さんとも呼ばれているとか

神呪寺にはこのほかにも絶景の展望台や弘法大師をまつったお堂などもあってなかなか楽しげな寄り道スポット。
階段はつらいですが六甲山修行の寄り道におすすめです♪

甲山森林公園を抜けてきた五ヶ池ピクニックロードは神呪寺の前で甲山大師道にぶつかるのでこれを右折して北山貯水池方面へ向かいます。
西宮市民の水瓶となっている北山貯水池は、鷲林寺北の「湯の口」で仁川から取水した水が貯められたものです。春には桜が綺麗らしいですよ 北山貯水池からは軽くアップダウンを繰り返しながら、県道82号→県道16号へと進みます。 県道16号に入るといきなり激坂!車はそれほど多くないのですが、坂がきつくて心が折れる・・・

甲寿橋の交差点から県道16号に入ったらあとはひたすら登り坂~
なんと約7kmで標高差640mを登っちゃうというお祭り騒ぎ(汗)

平均斜度9.1%、もうねイメージ的には10%以上の坂が延々と7km続いている感じなんですよ・・・
足を休められる緩やかな斜面やちょっとしたアップダウンなどは山頂付近を除いて皆無と言って良く、ただひたすらに激坂を踏むのです。
旧道と思われる橋が残されてたりするのですが、僕は息も絶え絶え。下を流れているのは仁川です。 照りつける日差しの下、ふと気がつくと無情にも12%勾配の文字が・・・。殺す気か! 道ばたに紫色の綺麗な花が咲いてたので撮影するも、微妙に手が震える。これが熱中症という奴か・・・

いや~、キツイのなんの・・・
昨晩、なせ僕は調子に乗ってハイボールをおかわりしてしまったのだろうか・・・?あの1杯、あの1杯さえなければ流れる汗が微妙にハイボール臭いこともなかったし、何よりもうちょっとラクに登れたのでは無かろうか?などと自問自答しますが、飲んでいるときの自分にそんなナイスな自制心を求めるのは無駄というものなので、これこそ愚問というものであろう。

そんな感じでハイボール臭をまき散らしながら坂は続きます。
甲寿橋の交差点を過ぎてからは立ち寄りスポットはおろか給水できる場所も全く無いので水分補給をお忘れ無く(っていうか、僕は途中で水がつきた)
なんかね、カーブのたびに番号が書いてあるんですよ。最初に見つけたのは134番だったと思うのですが、これっていったいどこから134番目なんでしょうね・・・ 標高700m芦有有料道路の宝殿ICに到着。ここでやっと自動販売機を発見。やっと水が飲める。そしてフラフラするので小休止だ。 六甲山だけに六甲のおいしい水だろうと自動販売機を見ると、南アルプス天然水デザインが!ってよくみたら、奥大山天然水って書いてあるぞ

もしや・・・、南アルプス天然水って関東地方だけなのか!?
サントリーの天然水は関西では奥大山(in 鳥取県)ブランドのようです。

宝殿ICまでくれば、残るは距離2km、標高差200m・・・って、まだまだ10%勾配が続くんかい。
この辺りまでくると、反対車線を下ってくるロード乗りの方が「あとちょっと!がんばれ!!」って声をかけてくれるのが非常に心強いのですが、実際には大変な部分の1/3程を残している状況なので油断してはいけません(笑)

そういえば登りも下りもたくさんのロード乗りの方が走ってましたが小径車は一台も見なかったなぁ
宝殿ICから見える道が平らだったので若干期待していたのですが、見事に激坂。平らな道は有馬温泉へ向かう有料道路だったようです 石宝殿と書かれた白い鳥居を発見。石造りの神殿があるようなのですが登る気力はありませんよ・・・ 鉢巻山トンネルを抜けると・・・、正面に高い山と頂上に建つアンテナが見えてきた!アレが六甲山の頂上か!?
頂上が近づくと若干斜面が緩やかになります。
最後の力を振り絞って登っていくと周囲に登山者の姿が多くなり、左手に一軒茶屋と書かれたお店が見えてきましたよ!
キター!ついに六甲山を征服しましたよ♪
六甲山のなかで自転車で登れるもっとも標高が高い場所までやってきました~
が、案内看板を見ると頂上まで300mとか書いてあるわけですよ。ここまで登ってあと300mを登らなかったら後悔する予感がするので歩いて登ることにします! 登る途中、景色が開けたところは大阪方面を眺める絶景♪あの辺りから登ってきたのかな。
残り300mという甘言に乗って登ってきましたが、先ほどまでの激坂のダメージと急な登山道で足が攣りそう~
仕方ないので牛歩戦術の政治家のごとくのんびりと歩いて行くと、正面に大きな鉄塔が見えてきました。
頂上に到着だ~。周囲にはここより高いものはなく見えるのは頂上の小さな土地と空と雲だけ♪ 六甲山最高峰931mの看板。やりました、ついに六甲山を征服しました! 一軒茶屋まで戻って再び出発。ここから先、所々で海側を眺める絶景が楽しめます。

六甲山最高峰には老若男女たくさんの人がいました。
今年は富士山サイトのアクセス数もものすごいことになってたし、登山流行ってるんですかね~

さて、六甲山の最高峰を征服した僕にとっては、ここから先の道のりなど他愛もないわ!と楽勝モードで再出発。
心の中で「あとは下るだけだからね、ふふふ・・・」と思っていたのですが・・・
なんというかスタート直後が登り、そのあとも下り基調ながらアップダウンを繰り返す道でした。油断大敵(T T) う~ん?写真だとちょっとわかりにくいですが海の向こうに見える四角いのは六甲アイランドかな~? 六甲有馬ロープウェイ。これに乗れば有馬温泉まで一直線、もう帰るのやめて有馬温泉に行きたいよ!

六甲有馬ロープウェイの付近は六甲ガーデンテラスや六甲山人工スキー場など観光施設が集まっていて結構賑やか。
下りとはいえ結構水分を消費するのでここらで補給していくのがよいかと思われます。

さて、ここで悩ましいのが「どこから下るか?」ということです。
最初に書いたとおり六甲山系は東西30kmに渡って続く山脈で、その山並みを横断する形に道が続いているため海側に下る道がいくつかあるんですよね~

  • 表六甲ドライブウェイで石屋川沿いに灘へ下る(自転車コースとしてはこれが一般的らしい)
  • 再度山ドライブウェイから三宮に下る
  • 有馬街道(国道428号)から神戸へ下る
下に行くほど我が家から遠くなるのですが、地図を眺めていると六甲山牧場の文字を発見。
牧場→ソフトクリーム食べたいという流れで最も近い表六甲ドライブウェイをパス。途中に滝とかがあって面白そうな再度山ドライブウェイを下ることにしました。
道ばたの廃墟にうち捨てられた電気自動車。よく見ると周りに置いてある車も全て電気自動車みたいです。欲しいなぁ、これw 神戸の夜景が綺麗なことで有名な六甲山ホテル。急に肉が食べたくなりバイキングで昼食を・・・と思ったのですがランチでも4000円以上と高級すぎて断念 さらに続く西六甲ドライブウェイ。よく見ると道沿いが松並木になってるんですね~
牧場でソフトクリーム食べちゃうよ~、と心躍らせながら下って六甲山牧場に到着♪
六甲山牧場にあるレストハウス。限定のソフトクリームがあったのですが、その横に「バーベキュー」の文字。そういえばお昼食べてないんだった。 レストハウスの前ではお猿のショーが開催中で猿は反省中。しばし眺めながら小休止。 んで結局、ソフトクリームはやめてカルビ丼定食:1500円。和牛の旨味たっぷりのカルビが旨い!
和牛に満足したので再び下りましょう~
六甲山牧場から先は緑が多い静かな道になります。
ふと道ばたを見ると、「かわうそ池」という小さな池を発見。谷間にひっそりと水をたたえる雰囲気が良いね~ 神戸市立森林植物園まできたら、再度山ドライブウェイまではもうちょっと。 が、なんと再度山ドライブウェイは土砂崩れのため通行止め・・・。滝とか公園とか寄り道しようと思ってたのに無念

運悪く再度山ドライブウェイが通行止めだったので、もう少し先にある有馬街道(国道428号)から神戸へ下るにしました。

が、この道、神戸から六甲山の裏側(有馬温泉方面)を繋ぐ幹線道路らしく車が多い!おまけにかなり急な下り坂で僕も車もメチャ飛ばしてるので怖いのなんの・・・。今回は工事だったので仕方ないですが、自転車で下るにはあまりおすすめできませんね~
有馬街道(国道428号)とぶつかったところにある小部峠交差点。そういわれてみれば左右どちらも下りになってるっぽい? 下っていく途中のバス停にあった「地蔵尊石塔」。天王ダム建設の際にこの場所に移転されたものだそうです 国道を跨ぐように吊り橋が!渡りたい!!

怖かった・・・。ホント怖かった・・・、特に小部トンネルとか、急な下りのトンネルでシャレにならない・・・

んで、国道は怖すぎるので山麓バイパス天王谷ICのところで発見した旧道へ~
あぁ、やっぱり自転車は旧道だよね~、この静かな雰囲気。国道428号と数十mしかはなれていないとは思えない♪ 旧道の終端には祇園神社がありました。7月には祇園祭も行われるとか。神社前にあった貼り紙に「勝海舟寓居跡」と書かれていたのにつられてフラフラ裏道に進入~ これがまさに「裏道」っていう雰囲気の素敵な道でした。国道を離れて裏道に進入して大正解♪
神戸の裏道イイ!奥まった狭い路地に続く古い建物。この雰囲気、探検心をくすぐられますよ~
残念ながら今回は全く下調べしないできちゃったのでアテもなくふらつくだけですが、これは今度ちゃんと下調べした上で遊びにこなくては!
こちらが勝海舟寓居跡(寓居=住まい)神戸海軍操練所を開設した際のもので今流行の坂本龍馬も来たことがあるとか 偶然見つけた宇治川沿いに下ってくると何とも自由な感じに道路を使用した物干し台がw 宇治川の流れは暗渠となってメルカロード宇治川という商店街になりました。

全く下調べしていない上、興味の赴くままに走っていたので、いったい自分がどこにいるのか分かりません(笑)
地名見てもどの辺だかさっぱりだしね~?

とりあえずnuvi205で現在位置を確認すると、どうやら西元町駅の近くにいるようです。
う~む、これなら神戸の観光スポットである三宮近辺とか見て帰れそうだな~。というわけで、アテもなく神戸の町を散歩して帰ることにしました♪
西元町駅南側にある元町商店街の入り口。右に建っている巨大なビルの入り口がふさがれてて空きビルみたいになっていたのですが、いったい何が!? 古い煉瓦造の建物(旧第一銀行神戸支店)の外側だけを活かして作ってある地下鉄みなと元町駅の入り口。おしゃれ~。 右手に塔のようなものが見えるぞ~と、釣られてよってきたら有名な神戸ポートタワーでした。

さすが観光地神戸。寄り道スポットが盛りだくさんですね~
町のアチコチに古い建物が残されてるし、商店街とかもオシャレ♪

ポートタワーに釣られて海側に来たところ、その下がメリケンパークという公園になっていたのでフラフラ~っと。
手前のなんかモジャっとしたのは、船の帆と波をイメージしたという外観の神戸海洋博物館。 PUFFYの渚にまつわるエトセトラで有名な?メリケン波止場。近所に米国領事館があったことから「アメリカン→メリケン」と呼ばれたとか。 メリケンパーク内には阪神大震災のときに破壊された護岸がそのままの形で残されています。すさまじい壊れっぷりにビックリ!
さてさて、そろそろ時間も押してきたので我が家のある武庫川へと帰りたいと思います。
武庫川へは国道2号線と43号線をまっすぐ行けば帰れるのですが、車通りが激しい大通りを回避して、もうちょっと裏道的なルートを探索しながら帰ろうと思います。
メリケンパークの北側にある神戸郵船ビル。今は大きいサイズの紳士服店になっているようです。 NOF神戸海岸ビルと商船三井ビル。港の近くだけあって海に関する会社のビルが多いですね~ かつて川崎製鉄の工場があった場所を再開発してできた新しい町並みを走り抜けていきます。

大通りを回避して~、という目論見はあったものの、結局この辺りは六甲山と海の間の狭い隙間に街が連なっているせいでどこも車が多い!
おまけに海沿いは工業地帯になってたりもするのでトラックなどの大型の車も多いし、路面状態もあまりよくない。

あぁ、つい数時間前まで気持ちいい緑に囲まれていたのが嘘のようだよ・・・
もう輪行して帰ろうかな~と思ったりもしましたがあと15km位なので自走で帰ることに。で、偶然見つけたのが・・・
なんと偶然見かけた自動車関連のお店で偽物のストライダ「パチライダ」が9800円というスペシャルプライス!この件はあとで雑記に詳しく書きます。 右手に続いているのは堤防だと思うのですが、この向こう側にも陸地がある不思議。おそらく埋め立てる前に使われていた護岸ではないかと

引き続き極力海沿いを意識しつつ走っていくと、「酒蔵の道」という魅惑の看板が!
どうやらこの辺り(魚崎郷、御影郷、西郷)は「灘三郷」と呼ばれる酒蔵の街らしいです。ほほう、案内看板によると大小様々な酒蔵がたくさんあるようで、そういわれてみればほんのりとお酒の香りが(笑)

今回は日暮れが近いのでスルーしますが、近いうちに遊びに来よう♪
六甲アイランドへ渡る「六甲ライナーの南魚崎駅」。古い煉瓦増の壁に囲まれて、もしや中に酒蔵が!?と思うも中は普通の駅でした 400年の歴史を持つという櫻正宗の本社。このあたりでも老舗中の老舗だそうです。 もうちょっと走ったところに西国街道まわり道という案内がありました。かつて大和と九州を結んでいた古い街道の名残が楽しめるそうです。
日が暮れてきたので、あとは寄り道せずにさくっと帰りますよ♪
高級住宅地として知られる芦屋界隈。芦屋川の周りも松並木で豪華な感じだし、周囲に建っている家も立派な邸宅ばかり! 西宮市に入ると広い歩道に立派な自転車レーンが設置されていました。長くは続かなかったけど、これは嬉しい! どうやら今日は阪神戦があったらしく、甲子園球場の近所は阪神ファンであふれかえっていました・・・

というわけで、阪神に始まり阪神に終わった感がある六甲山縦走サイクリングですが、いやいや、かなりつらい戦いだった気もしますが、坂は急なものの山有り川有り自然豊かなコースに自宅から自走で行けるというのは何とも楽しげなことです。

関西は全体的にこぢんまりと纏まっているので、どこに行くにも近くていいですね~

六甲山征服コースは、他にもいくつかあるみたいなので、付近の水路探訪などと併せていろいろ廻ってみるのも面白そうかなっと♪

より大きな地図で 六甲山縦走サイクリング を表示
 
この記事へのコメント(7件) |コメント入力欄へ
user-pic
gen2010年9月17日 08:24返信

おっ、宣言どおり行ってきましたね(笑)

標高931mということは、高さは軽井沢と同じくらいですよ。
ずっと昔に、おそらく御影あたりからクルマで登ったことがありましたが、ちょっと関東ではお目にかかれないような強烈な坂道でした。

自転車の乗り方も土地柄を反映して、関東は「平地型」関西は「山岳型」なんでしょうかねぇ?inaさんも六甲までは無理にしても、甲山くらいまで毎朝の散歩を続けていれば、うましか隊を置き去りにする日もそう遠くはないですよ(笑)

user-pic
himawari2010年9月17日 09:32返信

いやあ。なつかしくなっちゃいました。
どこもかしこも、聞き覚え見覚えのあるところばかり。。。

東灘区の高台にまだ実家のあるひまわりです。遠足だ、駅伝だ、六甲縦走ハイキングだと元気な子供時代をすごしました。
ちなみに子供時代は「激坂が多く危ないからダメ!」ということで自転車は
買ってもらえませんでした。(今何台も買ってしまうのはその反動!?)

六甲山を自転車で、なんて無謀なことを。。。
いいとこ多いので、だんだん行動範囲を広げていろんなところをチャレンジしてください。
レポートほんと楽しみです。

確か秋口は、北野でジャズストリートとかやるのでは。神戸らしい行事の一つです。自転車では回らないかもしれませんが、覗いてみるのも一興かも。

user-pic
ina2010年9月17日 23:43返信

>genさん
会社とは全く反対方向なので(笑)
でも、そろそろ涼しくなってきたので、坂はないけどトレーニングがてら自転車通勤はしたいなぁと思ってます。

>himawariさん
そういう自転車的に抑圧された少女時代によって今のhimawariさんが構築されているんですね(笑)

神戸はちゃんと調べていったらもっと楽しそうなので、機会があれば裁縫したいと思ってます!

user-pic
taku2010年9月18日 00:31返信

阪神高速下の43号線も車道を走ったことがあります
感想としては関西の車は自転車に優しくないです、車線の幅は広いのに何台もの車に幅寄せされました
まあ大型トラックならいざしらず、ミラーがぶつかりそうな位にギリギリを軽自動車に幅寄せされた時は ムッとしました
だって軽の向こう側は車線内に1m以上空きがあって隣の車線を走る車はいなかったんですよ!

それと広島で国道2号線を走っていた時に大体の10t超のトラックは対抗車線が来なくなるのを待って、反対側に膨らんで追い越していってくれましたが、ギリギリを走りぬけて行った10t超のトラックは大阪ナンバーばかりでしたからね

そんなわけで大阪ナンバーの車が嫌いです~(笑)

user-pic
2010年9月18日 16:37返信

なんとっ! 羨ましすぎる「阪神」な日常っ!
ちゃんと応援してね♪ #44R・バースのユニフォーム、送ろうか?(笑)

「お猿のショー」見る振りの休憩がinaさんらしい。
やられまくった後の12%の看板ほど辛いものは、無いよね~

おまけ。
♪大阪色の絵の具に染まらないで帰って~♪

user-pic
kn2010年9月18日 22:53返信

> 武庫川へは国道2号線と43号線

山手幹線がようやく全通するらしいです。
武庫川方面から神戸へ行きやすくなる?
でも交通量的に"焼け石に水"っぽそう。

山手幹線(兵庫県)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E6%89%8B%E5%B9%B9%E7%B7%9A_%28%E5%85%B5%E5%BA%AB%E7%9C%8C%29
山手幹線全線開通記念ウォーク
http://web.pref.hyogo.jp/contents/000159863.pdf

user-pic
ina2010年9月19日 21:33返信

>takuさん
ほんと、関西の車はマナー悪いですよ~
というか、関西人自体がそもそもマナーが悪いんだけど。

頭にくるので、嫌がらせされた車を晒す掲示板作ろうと思ったほどですw

>栗さん
栗さんがそこまで阪神色だったとは!
12%はホント心折れましたよ・・・

>knさん
そのイベント行きたい!
まだ締め切りまで日があるなぁ。あぁ、でも30km一人で黙々と歩くのはさすがにあれか・・・

返信する