尼崎市の桜の名所＆桜並木探訪

尼崎市内の水路沿いや暗渠跡に続いている桜並木を繋いで花見ツーリングに行ってきました。尼崎には予想以上に桜の名所が多いんですよ♪

尼崎市の桜の名所＆桜並木探訪

尼崎市の桜の名所＆桜並木探訪兵庫県尼崎市にある桜の名所をつないで自転車で走る桜並木のポタリング

走行日	2011年4月10日（晴）
走行距離	39 km
使用した愛車	FOCUS Cayo 2.0
コース概要	自宅→北堀運河緑地→蓬川→蓬川緑地→蓬川支流の暗渠→庄下川→阪神電鉄レンガ倉庫→中央図書館→桜井神社→大物川緑地→大物川暗渠跡→大門川緑地→謎の水路跡の桜並木→JRの線路沿の桜並木→昆陽川→上坂部西公園→園田学園高校→阪急線路沿の桜並木→JR山陽新幹線沿の桜並木→六樋の桜並木→天王寺川河川敷の桜並木→武庫川河川敷緑地

朝目覚めるとガッツリ二日酔い～いや～、昨日は飲み過ぎた。。。のですが、天気は快晴。そして絶好の花見日和ではないですか！こんな素敵な日曜日に部屋でゴロゴロしているわけにはいかないぞ・・・ってなわけで、我が町「尼崎市」の桜の名所を巡る花見サイクリングに出かけましょう♪ とはいったもののまったく下調べしておらず、ざっくり主要な花見スポットをちょろっと調べてあとは桜の気配を感じつつ迷走モードで走ればいいかって感じで出発したのですが、これがどうして尼崎市には桜並木が多く、自転車で花見サイクリングするにはなかなか良い環境だったんですよ。びっくり。

まずは我が家の近所にある北堀運河緑地。北堀運河と中堀運河合流点にかかる「であい橋」の周囲に約150本の桜が植えられています。	化学工場と桜並木のコラボレーション。	今日の桜はまさに満開♪花が一番綺麗なタイミングではないかなっと
そのまま北堀運河を東へ向かうと蓬川（よもがわ）にぶつかるので、北側に曲がって上流へ向かいます。この辺りは桜の名所として取り上げられることはないのですが、運河沿いにチラホラと桜があって、運河の流れと桜の組み合わせは素敵だなぁと思ったり～

蓬川沿いの国道４３号線南側。小さな公園になっているところに密集して桜が植えられています	国道４３号線をアンダーパスして北側に出ると、蓬川沿いが桜並木になってきました。	この辺りは蓬川緑地として整備されていて、川の両岸が１ｋｍくらいに渡って桜並木になっているのです
う～む、家の近くにこれだけの桜スポットがあるというのはなかなか恵まれた環境ですよ♪ 武庫川からの通勤の不便さには結構不満タラタラなのですが、今回はちょっと見直した（笑）さらに国道２号線を越えて蓬川沿いを北へ向かいます。

公園外側の道の両岸にも桜が植えられていて桜のトンネル状態。しかも空いてるという最高の環境	国道２号線の北側にも桜並木が続いていました	さらに進むと関西電力立花変電所のところに↑こんな水門があり、その下流で二つの流れが合流しています。こちらの上流側には桜が無さそう
関西電力立花変電所の南側で名称不明の支流が蓬川に合流しているのですが、この支流沿いに桜並木が続いていました。蓬川本流沿いには桜並木が見えなかったので、支流の方へ行ってみましょう～

謎の支流は暗渠化されているらしく、埋めた流れの上が桜並木になっていました	なんかものすごく自由な感じで道路を使っているお宅が並ぶ一体を通り過ぎて・・・	まだまだ桜並木は続き、最終的には七松小学校の東側まで続いていました
思いのほか桜並木が多くて楽しいね～んで、次は１ｋｍほど東を流れる庄下川（しょうげがわ）沿いに桜並木があるらしいのでそちらに行ってみることに♪

住友金属の巨大な工場の西側の庄下川沿いに桜並木を発見。桜は綺麗だが川の流れは残念なほど汚いですよ	右岸は舗装されているようなのですが、桜並木がある左岸は未舗装。ロードで来るんじゃなかった・・・	県道１３号線の手前には小さな公園があり、何家族かがのんびり花見をしていました
そのまま庄下川を下って行き阪神尼崎駅の西側で阪神電車の線路をアンダーパス。駅周辺ではあまり桜は見えなかったのですが、その代わり面白そうなものがチラホラと・・・

阪神電鉄レンガ倉庫。かつての尼崎火力発電所の建物で今は倉庫として使われているそうです	かつて尼崎城があったと言われる場所に建つ尼崎市立中央図書館。立派な石垣ですがおそらく復元されたものかと	図書館の南側にある桜井神社。小さいながらもその名の通り桜が綺麗な神社です
次はかつての大物川の流路を埋め立てた跡に造られた大物川緑地＆大物公園に向かいます。事前調査によれば、この辺りの公園内に３７０本の桜が植えられているそう～

大物川墓なり曲がりくねって流れていたらしく、細長い公園が蛇行しながら続いています	公園内にはチラホラと桜の木が植えられており、ドン！という迫力はないかな～	公園内にはなぜかSLが展示されてたりもします。他には謡曲「船弁慶」で、源義経と静御前の別れの場として登場することで有名らしいです
大物公園内を北に向かい、国道２号線をアンダーパスしたところで公園も終わりかと思いきや、ここから先にも面白い形で川の流れの跡が残されており、しかも桜並木になってるんですよ～。すごいぞ尼崎市！

かつての護岸のコンクリート壁をそのまま活かして公園化しています。公園内には桜並木♪	さらに流れを追いかけると住宅街の細い裏路地に。こんなところでも桜並木が続いてる！	大物川を追いかけてきたつもりだったのですが、ここは大門川緑地。いつの間に入れ替わった（笑）
大門川緑地は県立尾崎小田高校にぶつかって終了になりますが高校沿いにも桜が植えられています。っとここで、桜並木も一端途切れたので次の目標ポイントに向かいましょう。次の目標ポイントは上坂部西公園なのですが、たどり着くまでにも沢山の桜並木を見つけて、どんどん遠回りしながら向かいますｗ

尾崎小田高校の東側にある長州本通２交差点の北側を走る暗渠っぽい道。こちらも長い桜並木になってます。	桜並木はJR尼崎駅の東側でJRの線路にぶつかるまで続いていました。	JRの線路沿いを西へ向かうと突如として現れる巨大な鉄橋。なんだここだけ鉄橋なんだろう？
記念公園の西側にある地下道でJR東海道線を北側に渡ります。すると・・・

おぉう！JRの線路沿いに桜並木が続いているではないですか！これは遠回りになるけど走っておかねばｗ	線路沿いの桜並木を走って庄下川まで来たら、今度は庄下川沿いに桜並木が続いているのを発見。なんという桜天国・尼崎	さらに庄下川の支流の昆陽川（こやがわ）沿いにも桜並木が続いています
このまま昆陽川に沿っていけば次の目的地である上坂部西公園なのですが、残念ながら名神高速より北側では川沿いを走ることが出来ないので、県道１３号に迂回。余談ですが、昆陽川が名神高速と交差するちょっと南側がJR福知山線の脱線事故があった場所です。

上坂部西公園に到着。こちらの公園は桜だけでなくいろんな花を楽しめるってのがウリらしい	園内には、う～む、桜はあまりないかも・・・。桜の名所っていうのとはちょっと違うっていうか他に良いところがいっぱいあると思う	公園内を流れている上坂部川を公園街へ出たところの方が桜が綺麗～
さて、本日予定していた尼崎市の桜の名所も残すところ武庫川沿いの桜並木のみとなりました。といっても、ここから武庫川まではまっすぐ行っても４ｋｍほどあるので、途中で桜並木を探して迷走しながら向かおうと思います♪

園田学園高校の周囲にが結構立派な桜並木になっていましたよ♪	再び庄下川沿い。園田学園女子大の南側がかなり一派な桜並木。庄下川を下流からずっと走ってきても楽しめそうな予感	そのまま庄下川を上流に向かいます。静かな住宅街に桜並木が続いてる～
庄下川を上流に向かって行くと３つの水路が十字型に合流している珍しい場所にたどり着きます。この辺りの水路ってそもそも複雑な形で分流と合流を繰り返しているのですが、こういう形はコレまで見たこと無いかも。

３つの水路が合流している場所には×字型の人道橋が掛かっており、自由に渡ることが出来ます。コレも面白い	どれを走ろうか迷ったのですが、武庫川がある西の水路に決めました。桜並木も継続中	桜並木を追いかけて行くも尼崎高校のところで行き止まりに～。一端、水路沿いを離れて迂回しましょう
尼崎高校を迂回して水路沿いに戻り、そのまま水路とともに進んでいくと阪急武庫之荘駅に到着します。うん？って、阪急の線路沿いが桜並木になってるじゃないですか！こういってはなんですが一口に尼崎といっても、その中には明らかなヒエラルキーがあり、上品な阪急沿線、ごく普通のJR沿線、そしてどっぷり下町の阪神沿線・・・いや～、薄々は気がついてたんですよ。なんかこう、僕の通勤路（阪神電車）ってなんかこう、うらぶれ感があるというか・・・沿線にあるものといったら怪しい飲み屋街とうらぶれた商店街ですからね～桜並木になってる阪急沿い・・・、こんな所でもヒエラルキーが存在するのか（笑）

な～んて、あんまりいうと阪神沿いの人に怒られそうだけど、この風景ですよ阪急沿いは！毎朝の通勤も楽しそう～	阪急武庫之荘駅に向かって桜並木が続いています。駅前とかもなんだかキレイなんだよな～、阪急沿いの方が
再び水路沿いを北に向かいますが阪急武庫之荘駅より北側では桜並木を見つけることが出来ず、水路の風景を楽しみながら走ります。ふと気がつくと。。。水路の水が綺麗になってる～。下流部ではあんなに汚かったのに、この辺りではかなり綺麗な水が流れてるんですね～じつはあとで分かるのですが、この水路は武庫川から六樋という取水口で取水された農業用水路の一つなのです。走ってくる途中に「農業」的なものを見た覚えが全く無いのですが、とにかく現在も農業用水路としては現役で、綺麗な水が流れています。

詳細が分からないのですが、流れてきた水路がいくつかの水路に分水されているようです。周囲は公園として整備されてます	なんか良い感じの水路じゃないですか♪	JR山陽新幹線の高架まで来たら、こちらも線路沿いが桜並木になっていました。新幹線沿いに来れば良かったかな
さてさて、いよいよ本日最後の桜並木スポット「武庫川沿いの桜並木」です。と、最後と一口にいっても武庫川沿いの桜並木は今回見た場所だけでも全長約１４ｋｍにも及ぶ豪華なもの♪ 途中ところどころ途切れたりもしますが、武庫川の土手沿いに延々植えられた桜並木には圧倒されますよ～まずは、武庫川から取水し農業用水として利用している（いた？）という六樋に続く用水路側の桜並木を見に行きましょう。ちなみにさっきまで走っていた用水路も六樋から取水して分水されたものです。

JR山陽新幹線の高架沿いに武庫川の方へ向かうと堤防の手前に小さな水路が流れています。これが六樋の取水口から流れてくる水路の一つなのです。	用水路沿いには小さな遊歩道が設置されており、その遊歩道に沿って桜並木が続いています。	水路をよく見るとこんな面白い形の分水堰なども残されています。じっくり探検しても面白そう
土手沿いを流れるの水路に映る桜並木・・・これはかなり素敵な場所ですよ～、なのに人はまばらで空いてる。尼崎の桜はもっと評価されても良いはず！いやでも、いいとこなので空いてる方が良いのかｗ

さらに上流へ進むと野間井・生島井の第一分水地点。ここから先は水路沿いを進むことが出来ません。	土手の中腹を進む遊歩道を行きますが、未舗装の上、凸凹なのでロードで来てはいけませんｗ。でも、桜が綺麗だからいいや	六樋はもともと６つあった取水口を一つにまとめたことからその名が付いたそうです。こちらが武庫川六樋合併７０周年の記念碑
用水路沿いを走って六樋の取水口までやってきました。残念ながら取水口自体は見ることが出来なかったのですが、その先の天王寺川河川敷に密集して植えられた桜並木があるではないですか～♪ これはなかなか見応えがありそうな桜ですよ。

天王寺川の河川敷にビッシリと桜が植えられてて、その下では沢山の人たちがお花見中～。バーベキューのイイにおいが漂いまくってます	いいねぇ、桜満開だよ。もうここで終わりにしてビールでも飲みながら桜を見ようかｗ	対岸の天王寺川と武庫川の間にあたる中州にも桜並木が続いています。
六樋の取水口から北へ続く桜並木の北端まで走ったらそろそろおうちに帰ろうかな、と。ここから我が家までは武庫川を下流に向かえば到着なので、武庫川沿いの桜並木を十二分に堪能しながら帰りたいと思います。

武庫川沿いの桜並木は土手の内側（川と反対側）の斜面中腹に植えられています。徒歩なら桜の木の下を歩くことも出来るようです。	尼崎の有名お花見スポット「西武庫公園」。阪神タイガースの本拠地近くなのに西武とは・・・、と思ったら「にしむこ」なんですねｗ	さらに進むと土手下に一般道が走っている場所もあり、まさに桜のトンネルといった趣です
桜並木を上中下の様々な方向から堪能できる武庫川の桜並木。武庫大橋を越えた辺りから土手の外側（川の方）が公園化され、その中に桜並木が続くようになります。

この辺りになるとお花見客がたくさん。危ないので自転車を押しつつゆっくり桜を多能しましょう。	横に伸びた枝振りがイイネ♪	阪神武庫川駅付近では貸しボートもあったりして３０分８００円という高額にもかかわらず沢山の方が川からの桜の眺めを楽しんでいました
ということで、尼崎市の桜並木巡りも終了しました。アテもなく走ったので今回見つけられなかった尼崎の桜スポットはまだまだたくさんあるのではないかと思います。一部しか走って無くてこの充実度ですから、尼崎への評価を見直さざるを得ない感じです（笑）人もそれほど多くないし、古い水路沿いなどが桜並木になっていることが多いので、自転車で桜並木ポタを楽しむには最適な街なのではないかと思います～