東京都 富士見坂めぐり

東京都 富士見坂めぐり東京都内にある富士見坂を自転車で巡って今でも富士山が見えるのか確かめに行きましょう!

走行日 2009年12月31日(晴)
走行距離 55 km
使用した愛車 バイクフライデー・ポケットロケット
コース概要 JR蒲田駅→富士見坂(大田区鵜の木)→富士見坂(大田区田園調布)→田園調布駅→九品仏川緑道→行人坂→宮益坂→南郭坂→青木坂→新富士見坂→富士見坂(東京都港区西麻布)→東京タワー→富士見坂(千代田区永田町)→めん徳二代目つじ田→防衛省市ヶ谷駐屯地→富士見坂(千代田区九段北)→富士見坂(神田小川町)→富士見坂(文京区本郷)→横見坂→御殿坂→藤坂(富士坂)→富士見坂(豊島区高田)→富士見坂(文京区大塚)→富士見坂(荒川区西日暮里)→JR西日暮里駅

日本人の心といえば富士山
冬晴れの日に遠く西の空に富士山が見えたときには、何となく良いことがありそうな気がしたり♪

そんな富士山の美しさは今も昔も変わらず人々の心を捉え、富士山の絶景スポットは古くからこう呼ばれてきました。

「富士見坂」

富士見坂は今でも東京の各地に残っており東京都内をポタリングしている最中に何度か出会ったことがあるのですが、改めて調べてみるとどうやら15~20カ所ほどあるみたいです。数のぶれは、「名前が変わってしまったところを含めるか?」「現在残っていないところを含めるか」とかによって差があるようなのですが、今回はその中から場所がはっきり確認できている18カ所+名前はなかったけど富士の名所といわれた1カ所を合わせた19カ所を一気に巡ってみたいと思います。

まず、始めに向かうのは大田区鵜の木にある富士見坂です。
今回は東京都の南側から北へ向かって巡ることにしたので、JR蒲田駅を出発し環八から多摩堤通り経由で東急多摩川線鵜の木駅までやってきました。
最初の富士見坂は駅前にある鵜の木交番横の路地を入り二股を右に進んだところにあります。富士見坂であることを示す標識等はないようです。 坂は多摩川によって造られた台地の縁をS字カーブを描きながら登っていきますが、富士山は見えず。 坂の頂上まで来ましたが、全く眺望は得られませんでした。

一つ目、残念!

続いて向かうのは、大田区田園調布にある富士見坂。
多摩川に架かる丸子橋の北側にあり、大正末期に行われた耕地整理によって出来た比較的新しい富士見坂で、周囲には「富士見●●」と名付けられた建物も多いです。

鵜の木から田園調布へは多摩川沿いを走ってきましたが、注意していればこの辺でも富士山を楽しめそうな気がします。
丸子橋の東側を浅間神社方面へ行き踏切を渡ったところにあるのが、田園調布の富士見坂。坂には「富士見坂」と書かれた標識が建っています。 標識によると坂の斜度は12%。緩やかにS字カーブを描きながら登っていくのですが、周囲には中高層のマンションが多く、眺望はまったく開けません。 田園調布せせらぎ公園を挟んだ北側にある「どりこの坂」。戦前、講談社が販売していた「どりこの」という飲料を開発した高橋博士が住んでいたことに由来するそう。

続いて3つめは東京都渋谷区にある宮益坂・・・の予定でしたが、途中でいろいろあって、目黒にある古くから富士山スポットとして知られていたという、行人坂へ向かいました。

渋谷方面へは少々距離があり、東急東横線沿いを行けば真っ直ぐ且つ平坦に進めると思ったのですが、意外にアップダウンが激しく、また、線路沿いの道も途切れがちであまりお奨めできない感じでした。。。
高級住宅地として知られる田園調布駅。駅前には花壇などもあり、駅舎のデザインからしておしゃれな感じ~ 東急自由が丘駅手前で九品仏川(くほんぶつがわ)を暗渠化した九品仏川緑道を発見。釣られて緑道探訪へ♪ 東急目黒線の洗足駅北側で洗足会館というモダンな建物を発見。小牧バレエ学園と看板が掛かっていますが今は使われていない模様。

話はそれますが、実際に走ってみて実感することとして、「自由が丘と田園調布って名前逆じゃないの?」ってのがあります。
だって何となく低地っぽい田園調布は坂を登った台地の上にあり、いかにも台地っぽい自由が丘は坂を下った谷の底にあるんですよ・・・

よく「地名からだいたいの土地柄が分かる」といいますが、こんなワナがあったりもするので過信はいけませんね(笑)

本題に戻ります。
九品仏川緑道を下流端である呑川まで走った後、東急目黒線沿いにJR目黒駅方面へ向かいます。この時点で目的地を渋谷から目黒の行人坂へ変更(笑)

実は今回リサーチ不足で見落としましたが、東急目黒線沿いで通過してしまった大岡山駅付近にも富士山の眺望で知られる坂があったようで、偶然の通過にもかかわらず気づかず残念~

しばらく目黒線沿いを走った後、武蔵小山駅付近で目黒線を離れ「かむろ坂」を下って目黒川へ。
そこから目黒川をちょっと上流へ戻った辺りが、オプションの富士山スポット「行人坂」です。
目黒川から目黒雅叙園北側の道を目黒駅の方へ進むと行人坂があります。 行人坂は坂の途中にある大円寺に大日如来堂が建立され、多くの行人たちが周辺に住み修行するようになったことに由来しますが、修行にふさわしい激坂です。 坂の途中から今でも運が良ければ富士山が見えるはずなのですが、タイミング悪く雲がかかっており見ることができず残念・・・。

お気づきの方も多いかと思いますが、「富士見坂」と名付けられてはいるもののそれらの多くでは既に過去のものとなっており、都市化によるビルの乱立で富士山の展望が得られる場所はほとんど残されていません。

結論から書いちゃうと・・・
今回走った富士見坂の中で今でも富士山を見ることができるのは3箇所(行人坂含む)だけなのです・・・

貴重な富士山チャンスを雲で逃すとは!

気を取り直して、次へ進みます。
続いては当初の3カ所目、東京都渋谷区渋谷にある宮益坂へ向かいます。

宮益坂はJR渋谷駅前から国道246号方面へ登っていく坂で、現在は宮益坂と呼ばれていますが、江戸時代には神奈川県の大山へ参詣する大山道として栄え、その途中、富士山がキレイに見えることから富士見坂と呼ばれていたそうです。
かつては富士山まで眺望が開けていたという渋谷近辺も今ではすっかりビル街に。 宮益坂の名前は坂の途中にある千代田稲荷(現御嶽神社)の御利益を受けるという意味。御利益かどうか分かりませんが街は賑やか~ 坂の上から見ても富士山どころか空もほとんど見えません・・・

渋谷駅前にある宮益坂から富士山の眺望は望むべくもありませんね。。。

続いて本日5つめの富士見坂。
同じく東京都渋谷区東にある南郭坂です。南郭坂は江戸時代の儒学者・服部南郭邸前の坂という意味で、別名「富士見坂」と呼ばれていました。(道沿いに建つ案内に表記有り)

先の宮益坂と同様、渋谷川が刻んだ谷の縁にあり、かつては富士山の眺望がすばらしかったそうです。
明治通りの「東3」交差点から広尾高校方面へ登っていくと南郭坂 坂上である広尾高校前からは真っ直ぐに富士山が見える方向ですが、残念ながらビルに隠れてみることは出来ません。

6つめ。そろそろ富士山の眺望を得たいところですが・・・

次は東京都港区西麻布にある青木坂です。青木坂の名前は江戸時代中期以降、坂の北側に旗本青木氏の屋敷があったことに由来していますが、当時から坂上からの富士山の眺望が素晴らしく、別名富士見坂とも呼ばれていました。その眺望のすばらしさは、この付近の古い町名「富士見町」からも伺えます。
天現寺橋交差点から明治通りを東へ進み一つ目の路地を左へ進んだ正面にあるのが青木坂。激坂の象徴「◎」が刻まれています。 青木坂の南側はフランス大使館のオシャレな建物ですが、大きな屋敷に挟まれており、ちょっと薄暗い雰囲気。残念ながら富士山は見えません。 坂の上の様子。正面に見えるのは恵比寿ガーデンプレイスだと思う。

次!7つめ!!
続いての富士見坂は、先ほどの青木坂のすぐ北側にある「新富士見坂」です。

「新」というからには新しく、そして富士見坂というからには、富士山が!と思いたいところですが、この坂が出来たのは明治末期から大正時代。そのころは台地上からの富士山の眺望が素晴らしかったそうですが、今では斜面沿いにもビルが建ち富士山を望むことはできません。
先ほどの青木坂の1本北側の路地を入ると「新富士見坂」の標識が建っています。坂の途中がクランクになっている珍しい構造。 坂の途中。見下ろすとかなりの高低差があるようで、建物がなければ素晴らしい見晴らしだっただろうに。 坂上の様子。周囲にはまさに「豪邸」と呼ぶにふさわしい邸宅が並び、ちょっと北側には有栖川記念公園もあります。

続く8つめの富士見坂も東京都港区西麻布にあります。
西麻布周辺は地形的にアップダウンが激しく坂もたくさんあるのですが、南側の高低差が渋谷川の谷だとすると、外苑西通りの谷は一体?という疑問が湧きます。

その答えは「笄川」。
笄川はの姿は今では全く見ることはできませんが、青山霊園周辺に複数の源流をもち、現在の外苑西通りの辺りを流れていた川で、現在は暗渠となっています。東京の「坂」と「川」は常に一体であり、坂めぐりでもやっぱり川マニアな自分を実感(笑)

8つめの富士見坂は同じ西麻布でも3丁目、外苑西通りと六本木通りが交差する西麻布交差点の150m程南の交差点を東へ入り、ルーマニア大使館とギリシャ大使館の北側に続く坂です。
ルーマニア大使館の北側を緩やかに登っていく富士見坂。周囲に坂名を示す案内はありません。 坂の上の方に巨大にそびえ立つ六本木ヒルズ。ヒルズは見えますが、振り返っても富士山の姿はなく・・・ 登り切ってみても残念ながら展望は開けていません。

9つめ~の前に、今回の資料である「江戸の坂東京の坂」によれば、東京タワー周辺からも富士山が望めるとか。
リサーチ不足でイマイチ場所が分からないのですが、とりあえず東京タワーに登ってみましょう♪

六本木ヒルズの南側を通過し麻布十番商店街へ、さらに古川沿いを東へ走り中之橋交差点から東京タワー方面へ向かいます~
桜田通りを渡ると・・・
おぉ!と思わず声を上げてしまう東京タワーが登場!富士山よりある意味興奮する~
真下から見上げるとこれまた素晴らしい!実は東京タワーを間近で見るのは初めてだったりするのですが、これは凄い!今度登りに来よう。 どっち側に見えるのかさっぱり分からず、間違って南の方を見てました(汗)

東京タワー凄い!
富士見坂からはさっぱり富士山が見えませんが、何となく心満たされて、9つめの富士見坂へ。

次ぎに立ち寄るのは、千代田区永田町にある富士見坂。かつて地名にもなっている「赤坂見附」があり、現在は国道246号が走る場所です。
国道246号の上には首都高4号線が走り、展望というにはほど遠い環境です。 坂を登ると赤坂見附跡があり、ここから赤坂見附駅方向に富士山が見える・・・わけないかw 昼食は、←のすぐそば紀尾井町交差点にある有名店「めん徳二代目つじ田」で食べてみました。濃厚な節系スープ。

昼食も食べて、富士見坂めぐりも後半戦へ突入です。
後半戦1つ目(トータル10カ所目)は、防衛省市ヶ谷駐屯地内にある今は失われてしまった富士見坂をちょこっと覗いてみます。

その後引き続き11カ所目。
11カ所目は千代田区九段北付近、法政大学と靖国神社の間にある富士見坂です。この付近、九段北の隣の地名は「富士見」。きっと昔は富士山の眺めが素晴らしかったんでしょうね~
現在の防衛省の敷地内にも富士見坂があったそうですが、現在は入れないし、どこにあるのかも分かりません。 11番目の富士見坂は法政大学と靖国神社の間の静かで緩やかな路地にありました。 坂の上から眺めて見るも、残念ながら富士山はおろか眺望も開けてはいませんでした。

千代田区九段の富士見坂の標識によれば千代田区内には3つの富士見坂があるとか。
永田町、九段北に続いて千代田区3つめの富士見坂が12番目となる神田小川町の富士見坂です。

神田小川町の富士見坂は、靖国神社方面から靖国通りを東へ進み神保町駅を過ぎた右カーブのところにあります。
九段北から靖国通り沿いに出ると靖国神社の正面。年末年始の特別警戒中で警官もたくさん~ 12番目、神田小川町の富士見坂は斜面も緩やか距離も短く、ちょっとした路地のような場所でした。 坂の上には「富士見坂」であることを示す標識がありますが、周囲はビルに囲まれており富士山は影も形もありません。

今日は東京都富士見坂めぐりというテーマで走っているにもかかわらず、一度も富士山を見ていないというマジック(笑)
全19カ所の内、60%を経過してこの調子なので気持ち的にもダレてきますが、13,14番目はそんな空気に拍車をかける微妙な坂が続きますよ~

13番目は、文京区本郷の富士見坂。
12番目から明大通りを北へ、外堀を渡ったところで外堀通りを西へ向かい順天堂大学本郷キャンパスを過ぎた辺りにあります。
明大通りの坂を登り切ったところで「富士」を発見。むなしい・・・ 本郷の富士見坂は他の坂とは違い南北に続いています。東京から見る富士山は西南西なので、当時は周囲に何もなくて坂を下る途中に右手に見えたのではないかと。 この坂はホント小さな普通の道。付近に案内看板もないので、知らなきゃ富士見坂とは気づかないでしょうね~

続く14番目は、文京区湯島にある横見坂(横根坂)です。
富士見坂という名前ではありませんが、先ほどの本郷の富士見坂と同様、坂を下る際に右手に富士山が見えるポジションで、「横見」坂ですから、これはもう富士山でしょう(笑)

場所は、東京医科歯科大学の北側。
湯島の富士見坂も中小のビルが建ち並ぶ間にひっそりとありました。 上から見ても眺望は全くなし。やはり東京都内で地面から富士山は難しいのか!?

15番目に行く前に途中で「クランクが外れる」という斬新なトラブルに見舞われたロケットさんのパーツ購入のため湯島にあるY'sロードへ。そこから湯島天神方面へ登る坂が猛烈な激坂だったよ。しかも登り終わってきたついたらなぜか一人足りないとか(笑)

いい加減、富士山を見たいところですが、世の中そう甘くはありません。

15番目は文京区白山にある御殿坂。湯島から春日通りを西、春日町交差点で白山通りを北へ向かい白山下交差点から蓮華寺坂を登った反対側にあります。
白山下交差点から蓮華坂方面へ。坂を登り切った向こう側が15番目の御殿坂です。 坂の上からは意外に見晴らしが良いので富士山が見えるか?と思いましたがどうやらダメなよう。本来は正面に見えるはず。 御殿坂は小石川植物園の南東側にあり、案内では坂の上に白山御殿があったことからこの名で呼ばれ、別名富士見坂と呼ばれたとあります。

残る富士見坂はあと4つ。
少々ダレ気味ですが、ここから良い感じの坂が続き最後に向けて盛り上がってきます!

16番目は文京区小日向にある藤坂(富士坂・禿坂)です。
先ほどの御殿坂から播磨坂を登ったところにあり、この付近のアップダウンを実感できるポジションです。
マンションに囲まれた坂の入り口を抜けると若干カーブしつつ展望が開けます。富士山見えそうなんだけどやっぱり見えない 地形の美しさから「茗渓」と呼ばれた茗荷谷へ下る藤阪(富士坂・禿坂)。坂の多い小日向付近でも有数の激坂です。 坂を下ったところにある伝明寺の藤が美しかったことから藤寺と呼ばれ、そのとなりの坂で、しかも富士山がキレイだったから、藤坂・富士坂なんて洒落が効いてるよ!

茗荷谷は、地下鉄有楽町線が「地下鉄なのに地上を走ってる変な場所」として一部マニアには有名な場所ですが、本来地下を走る地下鉄が地上に出ちゃうくらい深い谷なのです。このため周囲は驚くべきアップダウン具合で谷を横切るように東西に移動すると激坂に次ぐ激坂で、東京が坂の街であることを実感できます。

そんな坂を満喫しつつ、小日向台・目白台の二つの大地を超えて進むは、本日17番目の豊島区高田の富士見坂です。
神田川によって刻まれた深い谷に向かう激坂で、富士山は見えないものの眺望は素晴らしく、東京の夕日スポットとしてエントリーしたい坂です(笑)
筑波大学の南側にある鼠坂は、あまりに激坂なためもはや坂ですらなく階段です。車で迷い込んだら大惨事。 17番目の富士見坂は豊島区高田、目白通りと不忍通りが交差する場所から南東に下る坂。写真左にうつっているのは日無坂(暗闇坂)で、こちらも雰囲気のある坂です 下から見上げると、まるで二次曲線のように坂の上の方になるほど斜度が増しているのがわかります。凄まじい坂だ・・・

ちょっと写りが悪いですが↑の中央の写真の右手にあるお宅の壁に「富士見坂」と書かれた石版がありました。

あと二つ・・・、なんですが、1回も富士山が見えてねーよ!
誰もがそう思ったことでしょう。ここまで見えないと、皆、疑心暗鬼になるもので次の19番目、文京区大塚の富士見坂において重大なミスを犯してしまいます。
18番目の富士見坂は、不忍通りを東へ向かい護国寺を過ぎた文京区大塚付近にあります。大通りの緩やかな坂ですが、付近には富士見坂であることを示す看板もあります。 かつては狭くて急な坂であったそうですが、今は大通りで緩やかな坂。ビルに囲まれ富士山など見えそうにありませんが・・・ 見えてたんですよ!富士山!写真中央の街灯先端の下のビルの間にある斜めの稜線が富士山なのです。

なんとなくそうかなぁ・・・、と思ったので何人かの方に「あれじゃない?」と聞いたのですが・・・。帰ってから調べたらやっぱりアレが富士山だったので、奇跡的に写真を撮影してあって良かった(笑)

無意識のうちに富士山と遭遇していた、18番目の富士見坂。

さて、いよいよ今日の富士見坂めぐりもラストを迎えることとなりました。
19番目は、荒川区西日暮里にある富士見坂です。じつはここ、都内でも有名な富士見坂で、天気さえ良ければ富士山を見ることができるのを知っていたので最後にエントリーしておいた坂だったりします(笑)

果たして最後に富士山を見ることができるのか!?
大塚の富士見坂から忍ばず通りを道なりに進み道灌山下の交差点を左折し西日暮里駅へ。西日暮里4丁目交差点を右折して住宅街の中を進んでいくと西日暮里の富士見坂下に到着です。
かつて谷田川が刻んだ谷と荒川が刻んだ谷の間にある台地を登る日暮里の富士見坂。毎年11月と1月の夕暮れにダイヤモンド富士が見えることでも有名です 時は夕暮れ。天気は快晴、風は強く空気は澄んでいる・・・。条件は万端、さぁどうだ! きたー!!左側の稜線をマンションに遮られていますが、夕日に浮かぶ富士山がはっきりと見えますよ♪

これにはみんな大満足!
今日一日さっぱり富士山を見ることができない富士見坂めぐりでしたが、最後の最後で良い締めとなりました。っていうか夕方に間に合って良かった(笑)

我々が到着した後も、大きなカメラを抱えた方やバイクツーリングの方、お散歩中お方が続々と集まってきて、地元の方がいうには今日はかなりキレイに富士山が見えている状態とのことでした。最後にツイてる!来年もいい年になりそうだね~
坂の上にある浄光寺、夕暮れの空と満月。そしてお墓がそこはかとなく不気味~ 浄光寺は初詣の準備?で灯籠が飾れれており神秘的な雰囲気。坂の反対側は鉄分の多い方の撮影スポットとしても有名 最後は西日暮里駅西口にある「居酒屋 大将 西日暮里店」で年末反省会。大晦日なのに外で飲んでて良いのか?

というわけで、最後の最後で良い感じに締められた東京都富士見坂めぐり。
かつて富士の名所として「富士見坂」と呼ばれた場所のほとんどが、現在では富士山を見ることはおろか展望すら開けていないのは少々寂しい気もしますが、都市化の前ではそれも仕方ないかと。

ちなみに、今回走ったのとは別に「現在」富士山が見える場所を集めた「関東の富士見百景」というのが選定されており、その中に「東京富士見坂」が新たに7カ所選定されているそうなので、機会があればそちらも走ってみたいところですね♪

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この記事へのコメント(5件) |コメント入力欄へ
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ジークフリート |2010年1月 6日 11:39返信

おめでとうございます。

富士見坂巡りとは、面白い企画で、流石です。

都内は、坂が多く昨年4040のメンバーと坂巡りを
しましたが、この富士見坂も一度走ってみたいですね。

尚、昨年中古ですが、ポケロケを手に入れました。
若干FDの調整が難しく難儀しています・・・

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gen |2010年1月 6日 15:06返信

富士山が見えなくても、1つ1つの坂にそれぞれの表情があって楽しげじゃないですか。ブラタモリみたいですね。

「富士見坂」もいいけど、「暗闇坂」とか「幽霊坂」みたいな、いわくありげな坂に惹かれます…。

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ina2010年1月 6日 22:01返信

>ジークフリートさん
あけおめです!
ウチも当初は普通に激坂めぐりって話だったんですが、先日の反省会の最中に富士見坂めぐりを思いついちゃいました(笑)

ポケロケは、FD台座の取り付け角度に無理があるので、調整が難しいんですよね・・・

>genさん
今、僕の手元にタモリの坂の本があったりしますw
これから熟読して新たなネタを探してみますね~

この本の前に、本文でも紹介している「江戸の坂東京の坂」を読んだのですが、genさんの好み通り坂の名前と曰くを解説してくれる本で面白かったですよ!

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ジークフリート |2010年1月 7日 08:32返信

やはり、直付けの台座に問題があるのですね。
情報、ありがとうございました。

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ina2010年1月 8日 21:23返信

>ジークフリートさん
具体的にこうするってのが書けなくてすいません(汗)
確か僕も一番最初はtakuさんに調整して貰った記憶がw

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