札幌支笏湖自転車道路で支笏湖温泉へ｜折りたたみ自転車♪　YAMAHON(ヤマホン)で行こう！

札幌支笏湖自転車道路で支笏湖温泉へ

札幌支笏湖自転車道路で支笏湖温泉へ北海道ツーリング２日目は、札幌市中心部から豊平川沿いに滝野上野幌自転車道を走り、札幌支笏湖自転車道路を経由して支笏湖まで向かいます。日本一の透明度を誇るという支笏湖の風景は果たして！？

走行日	2007年5月 3日（曇&雨）
走行距離	50 km
使用した愛車	バイクフライデー・ポケットロケット
コース概要	札幌市中心部→滝野上野幌自転車道→真駒内公園→真駒内川→真駒内用水→新藻岩橋→国道４５３号（真駒内通）→舎利山佛願寺→札幌技術の森→札幌支笏湖自転車道路→ラルマナイ川→幌美内（ホロビナイ）→支笏湖→支笏湖温泉→支笏湖観光ホテル（日帰り温泉）→お食事処　寿→支笏湖ビジターセンター→バス→新千歳空港

北海道を折りたたみ自転車でツーリングしちゃう２日目。今日で北海道ともお別れし、我が埼玉へ帰らねばなりません。北海道の風景は何しろ最高なので、もうちょっとじっくり旅してみたいところですが、サラリーマンは辛いです（笑）なので、せめて今日一日北海道を堪能して帰りたいところなのですが、天気予報は降水確率８０％・・・(T T) こりゃ走るのは無理かなぁと思っていたのですが、朝起きると雨が降っていません。で、判断を誤りました・・・（どうなったかはレポート後半で！）さて、今日のコースは宿泊地である札幌市の中心部から豊平川及び真駒内川に沿って続いている、滝野上野幌自転車道＆豊平川サイクリング園路を走って札幌市常盤まで行き、そこから国道４５３号に沿って整備されている札幌支笏湖自転車道路を走って支笏湖まで向かうコースです。当初の予定では、支笏湖から支笏湖公園自転車道線を走って新千歳空港まで向かう自転車道満喫コースだったのですが・・・

宿泊先であるアートホテルズ札幌前ですが、既に天気がギリギリです（笑）	滝野上野幌自転車道は豊平川の河川敷に続いています。	かなりの勢いで流れる豊平川を間近に眺めながら走れるなかなか楽しげなコース。
まず最初に走るのは、豊平川右岸の河川敷に整備された「滝野上野幌自転車道」です。（ちなみに左岸川に整備されているのが、豊平川サイクリング園路です）滝野上野幌自転車道は、札幌市の雁来大橋から札幌市南区の滝野すずらん公園までを走る全長３６ｋｍ程のサイクリングロードです。今回走るのは、その一部区間ですが、前半は基本的に豊平川の河川敷内を走るなかなか気持ちいいサイクリングロードです。

途中で雪捨て場を発見！雪国では除雪した雪を河川敷内に捨てるのだそうですが初めて見ました〜	ここまで右岸を走ってきましたが途中で右岸の道が無くなるので藻岩上の橋を渡って左岸に移ります。	真駒内公園では朝早くから野球の練習中なんか家族の方がネットにかぶりつきで見学して他のが印象的（笑）
藻岩上の橋で豊平川の左岸へ渡りって道なりに進むと、サイクリングロードはいつの間にか豊平川を離れ支流である真駒内川に沿って走るようになります。

真駒内公園内では、綺麗に整備された白樺並木の下を走ります。天気さえ良ければ最高なんだろうなぁ〜	真駒内川は豊平川ほどの迫力はないですが、流れの落差が大きく、その風景は見ていて飽きない素敵な川です。	真駒内公園を出たところで一旦一般道の歩道を走ります。
真駒内公園を後にして、しばらく一般道を走っていくと「真駒内用水案内板」という看板を発見！看板によると、真駒内用水とは放牧場へ水を引く水路としてエドウィン・ダン氏の提案によって造られた水路だそうです。田んぼのためではなく、放牧のための用水っていうのが北海道らしいですね〜というわけで、寄り道していきますｗ

公園内にあった「真駒内龍神像」かつて取水口の近くにあった蛇塚が元になっているそうです。	こちらが真駒内用水今ではその水は使われていないとのことで、公園内のちょっとした小川みたいな感じになってますね〜	丸亀樋管真駒内用水はここから真駒内川の水を取水しています。
真駒内用水を後にしてしばらく走ると、再び一般道から離れ自転車歩行者の専用道になります。このまま、この雰囲気で走って行ければ気持ちいいのになぁと思ったのもつかの間、石山陸橋のところで自転車道を見失ってしまいました。ん〜、周囲を探してみましたがそれらしいものはなく・・・サイクリングロードの看板はあるもののどっちに行けばいいのか分からないし・・・で、結論としては真駒内川と併走している国道４５３号の歩道が自転車道なんじゃないかということで、そちらに向かうことにしました。（結果的にはこれが正解でした）

石山陸橋のところでサイクリングロードを見失いました。とりあえず、桜がキレイなので眺めてみる（笑）	国道４５３号の歩道は自転車も走れるように広めに整備されていました。	国道沿いで大きな涅槃像が外に置いてあるのを発見！
涅槃像が置いてあったのは「舎利山佛願寺」というお寺で、僕が写真を撮っていると「仏様なので是非拝んでいってください」と言われました。僕は寺や神社が好きなわりに宗教全般にはあまり興味がないのですが、せっかくそういってくれるので中に入ってお願いしました。「今日の天気が保ちますように・・・！」って。で、家に帰ってから調べたらこの「舎利山佛願寺」って子宝と水子供養のお寺なんですよ・・・（笑）

佛願寺のちょっと先に川沿いに奨めそうな道があったので潜入。川の間近を走ることができる良い道でした〜	急峻な流れに桜の花びらがチラホラ舞って、非常に綺麗でした〜	再び国道４５３号に戻り、札幌芸術の森の前を通り過ぎていきます〜
さて、ここまで走ってきた「滝野上野幌自転車道」とはそろそろお別れです。国道４５３号と道道３４１号が分岐する「常磐の交差点」を、国道４５３号（支笏湖方面）へ進むと、札幌支笏湖自転車道路となります。札幌支笏湖自転車道路は、ここ札幌市南区常盤をスタート地点として支笏湖まで続いている全長約２６ｋｍのサイクリングロードで、基本的に国道４５３号の側道として整備されています。

常磐の交差点を右（支笏湖方面）へ向かえば、札幌支笏湖自転車道路です	入り口すぐのパーキングエリアでは２０台くらいのバイクの皆さんが集まってました。あちらもツーリングでしょうか？	ゆるやか〜に見えますが、後でジワジワと足に効いてくる坂・・・
札幌支笏湖自転車道路に入った辺りから、ほぼ平坦だったコースが「上り中心」に変わります。支笏湖の標高は約２５０ｍなので、当初は「まー、登りとかいってもたいしたないでしょ〜」と思っていたのですが、これが意外にも、峠を挟んで上ったり下ったりを４回ほど繰り返す結構ハードな道のりでした（笑）

北海道は、坂道ですら真っ直ぐだったりします。真っ直ぐな坂道は気持ち的に辛いのですが・・・（笑）	道の脇では、湿地帯のような所をコンコンと水が流れていっています。	路肩のアチコチにフキノトウの「とう」が立ちまくってました。
ちなみに、「とうが立つ」とは適切な年齢を過ぎてしまい若々しさを失ってしまうことをいい、「とう」とはフキやほうれん草などが食べ頃を逃した後に付ける花軸のことです。一人山を登っていると、ついそんなことをグルグル考えてしまうわけで（笑）とかなんとか考えながら二つ目の峠を越えたところで、札幌市から恵庭市に入ります。

恵庭市に入ります〜ところで恵庭市の看板がパソコンとネットワークを示していると思われる電脳的な図案・・・なぜ！？	峠を気持ちよく一気に下ってラルマナイ川に到着。写真だと分かりにくいですが、山肌のアチコチに雪が残っています。	そんな雪解け水を集めた小川が幾つも流れていて、ちょっと感動的！
ラルマナイ川から先が、札幌から支笏湖に至る間で最も長い登りとなります。しかも勾配が７％とか書いてあったりして微妙に・・・（笑）まぁ、景色でも眺めながらのんびり上りたいと思います♪

途中の看板に勾配７％の表記が！	まだ生えてきたばかりのフキノトウを発見！天ぷらにしたら美味しそうです〜	はい、まだまだ上りますよ〜
もう少しで今日最大の登りを登り切る〜というところで緊急事態が・・・！雨降ってきました(T T) 始めはポツリポツリと、そして徐々に本降りに〜一応、雨対策としてウインドブレーカーを持っていたので、それでしのぎながら先へ進みます。道の途中には雨宿りできるような所ないし・・・

あらら〜雨降ってきましたよ(T T) さっき神頼みしたのに、神も仏もありませんよ、まったく（笑）	川が綺麗だったので撮影してみましたが、デジカメが雨に濡れてキケンですｗ	雨のショックで最高地点を取り忘れました。。。これはちょっと下ったところ。
いやー、参りました・・・何が参ったって寒いんですよ〜、もの凄く・・・そもそもこんな天気なのに雨対策をしっかりしてこなかったのがいけないのですが、ウインドブレーカーを着ている上半身以外はずぶ濡れです。そんな状態で最後の峠から支笏湖畔までの標高差３００ｍを一気に下ったら、寒さで体がおかしくなるくらいでしたよ〜たぶん生まれてから最も寒いと思った出来事ですね、これは（笑）

なんとか支笏湖に到着・・・立ち止まると寒いので、ゆっくり景色を眺めることもできません〜	日本で一番の透明度を誇る支笏湖と白樺並木、晴れてれば最高の眺めだったに違いありません。	ちょっと立ち止まって水面を見たらホントに凄く透明でした！
寒い！寒すぎる！！と、寒さをこらえながら支笏湖沿いに続く国道４５３号を支笏湖温泉へと向かいます。あ〜、もう絶対温泉、支笏湖温泉に着いたら速攻でお風呂、このときの頭の中はほぼそんな感じ（笑）

とはいえ、せっかく来たので景色も楽しみたいところ。４５３号はほぼ湖畔に沿って走っているので、走りながらでも支笏湖の風景を眺めることができます。	やっとのことで支笏湖温泉に到着〜何を置いてもまず日帰り温泉！	で、一番分かりやすい位置にあった「支笏湖観光ホテル」に飛び込みました（笑）
ふぅ〜生き返った・・・生まれてから今までで温泉がこれほど気持ちいいと思ったのは初めてです（笑）あ〜もう、温泉最高♪ 支笏湖温泉は、ナトリウム-炭酸水素塩泉でヌルヌル系の泉質です。美肌の湯としても有名で肌をしっとりとなめらかにするほか、指輪のかぶれやすり傷、やけどなどの皮ふ疾患に効果があるみたいです。体が落ち着いたら急速にお腹が空いてきたました（笑）で、支笏湖の名物といえば、「ヒメマス」です。ヒメマス（姫鱒）は鮭の仲間の淡水魚で別名チップと呼ばれています。クセのない上等なサーモンといった味わいでとても美味しいですよ♪

今日のお昼スポットは支笏湖畔にあるチップ料理専門店「食事処寿」。天然姫鱒料理にこだわったお店です。	ヒメマス刺身定食：２１００円ちょっと高級ですが、ヒメマス丸ごと１匹の刺身とあら汁でヒメマス満喫で大満足です♪	ヒメマスは、脂がのっていて口の中でとろける感じ〜。それでいてしつこくないのでどんどん食べられます（笑）
ご飯も食べたことだし、この先どうするか考えねばなりません。支笏湖温泉からは新千歳空港行きの路線バスが出ているので、ここで諦めてバスで帰ることも可能です。ん〜、お店から出て雨が小降りだったら自転車で帰ろう！と思い外に出ると・・・もー、ザンザン降ってましたよ、雨が（笑）これはもう、バスで帰れということですね〜じゃ、時間もあることだし支笏湖近辺を散歩して帰ろうかなぁ〜

支笏湖ビジターセンター無料で楽しむことができる支笏湖に関する資料館です。	支笏湖温泉近辺は、公園として整備されているので支笏湖の風景を楽しみながら散歩ができます。	湖畔に降りることができる場所もあり、晴れているときにもう一度来てみたいですね〜
ひとしきり散歩したので後はバスに乗って新千歳空港へと向かいます。ホントはここから先は、支笏湖公園自転車道線で千歳市街までののんびりとした下りを楽しむはずだったのでちょっと悔しいですが天気だけはどうにもなりませんからね〜またいつか再チャレンジしたいと思います♪

バスの車窓から、走るはずだったサイクリングコースを眺める。くぅ〜泣ける！	バスは１時間ほどで千歳市街へ着いちゃいました。
というわけで、最後は雨に降られてエライ目にあいましたが北海道通リングも無事に終了です〜北海道は、街からほんのちょっと離れただけで雄大な景色と手つかずの自然を楽しむことができて自転車で走るにはホント最高の環境ですよね〜。自転車持ってきて良かった♪ 今回の反省点としては、天気が悪そうなときにはキチンと雨対策グッズを準備していった方がいいということです。（あたりまえか・・・）たぶん、準備がちゃんとしていれば最後まで走れただろうし。なにはともあれ、北海道ツーリング景色も食事も良くて楽しかったです。また機会があったら走りに来たいなぁと思います！